交通事故には、さまざまな障害のケースがありますから、障害等級表のみでは自分がどの等級に該当するか、定かでないこともあります。その場合、以下の準則に基づいて判断されます。

併合とは

 系列を異にする身体障害が2つ以上ある場合に、重い方の身体障害の等級によるか、またはその重い方の等級を1級ないし、3級を繰り上げて当該複数の障害の等級とすることをいいます。具体的には、下記の通りです。

  1. 5級以上の等級に該当する後遺障害が2つ以上ある場合には、重い方の等級を3級繰り上げる。
  2. 8級以上の等級に該当する後遺障害が2つ以上ある場合には、重い方の等級を2級繰り上げる。
  3. 13級以上の等級に該当する後遺障害が2つ以上ある場合には、重い方の等級を1級繰り上げる。
  4. 前記1.-3.以外の場合には、一番重い後遺障害の該当する等級を、2つ以上ある後遺障害の等級とする。

準用とは

 障害等級表に掲げるもの以外の身体障害については、その障害の程度に応じ、障害等級表に掲げる身体障害に準じて、その等級を定めることとなりますが、この「障害等級表に掲げるもの以外の身体障害」とは、次の2つの場合をいいます。

  1. ある身体障害が、障害等級表上のいかなる障害の系列にも属さない場合
  2. 障害等級表上に、その属する障害の系列はあるが、該当する身体障害がない場合

 この場合においては、次により、その準用等級を定めます。

【上記1.の場合】
その障害によって生ずる労働能力の喪失の程度を医学的検査結果等に基づいて判断し、その障害が最も近似している系列の障害における労働能力の喪失の程度に相当する等級を準用等級として定める。

【上記2.の場合】
この準用等級で定めることができるのは、同一系列に属する障害群についてであるので、この場合は、同一系列に属する2つ以上の障害が該当するそれぞれの等級を定め、併合の方法を用いて準用等級を定める。ただし、併合の方法を用いた結果、序列を乱すときは、その等級の直近上位又は、直近下位の等級を当該身体障害の該当する等級として認定する。

加重とは

 交通災害によって新たに障害が加わった結果、障害等級表上、現存する障害が既存の障害より重くなった場合をいいます。従って、自然的経過又は既存の障害が原因となった疾病の再発など、新たな交通災害以外の事由により傷害の程度を重くしたとしても、ここにいう「加重」には該当しません。
 また、同一部位に新たな障害が加わったとしても、その結果、障害等級表上、既存の障害よりも現存する障害が重くならなければ、「加重」には該当しません。

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