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高次脳機能障害

こんなお悩みをお持ちの方はご連絡ください

  1. 交通事故で脳に外傷を負った方
  2. 一定期間(6時間以上程度)、意識不明状態が継続した方
  3. 治療の結果、奇跡的に回復し、画像上は明らかな脳の異常はないとされたが、退院後、以下のような異常に悩まされている方
    感情の動きが抑えきれず、気分が変わりやすくなった
    あたり構わず、大声で怒鳴ってしまうことがある
    何度も同じ話をするかと思えば、内容も変わりやすい
    服装や外見に無頓着になり、時に奇異な格好をする、他

交通事故:高次脳機能障害

高次脳機能障害の定義

  1. 交通事故で、一時的に強い意識障害が起こる
  2. 治療により意識は回復するものの、「認知障害」と「人格変化」が生じる
  3. その結果、最終的に社会復帰が困難となる障害が残存する症状
    認識障害」:記憶、記銘力、集中力、遂行機能、判断力等の低下及び、病識欠落等
    人格変化」:感情易変、不機嫌、暴言、暴力、幼稚性、羞恥心の喪失、多弁(饒舌)、自発性・活動性低下、病的嫉妬、ねたみ・妄想等

高次脳機能障害の等級

自賠責では、1級3号、2級3号、3級3号、5級2号、7級4号、9級10号の6級に分類されていますが、場合によっては、12級、14級に認定される可能性もあります。

高次脳機能障害でよくみられる傷病名・診断名

  1. 脳挫傷後遺症
  2. 外傷性器質性精神障害
  3. 外傷性痴呆
  4. びまん性脳損傷後遺症
  5. びまん性軸索損傷後遺症

高次脳機能障害の原因

高次脳機能障害は、治療の結果奇跡的に意識を回復し、画像上も明らかな脳の異常所見(出血痕や脳圧迫所見)が見出せないことが一般的です。にも係らず、「認知障害」や「人格変化」を引き起こす原因は、以下のように考えられています。

  1. 大脳皮質に明らかな損傷は見当たらないが……
  2. 大脳白質部の神経軸索が広い範囲で切断している
  3. そのため、神経刺激が大脳皮質に伝わらなくなっている

上記を、「びまん性軸索損傷」又は、「びまん性脳損傷」と言います。

事故後こんな症状が見られたら…

◆ 感情の動きが抑えきれず、気分が変わりやすくなった
◆ あたり構わず、大声で怒鳴ってしまうことがある
◆ 何度も同じ話をするかと思えば、内容も変わりやすい
◆ 服装や外見に無頓着になり、時に奇異な格好をする
◆ 性的な異常行動を起こしたり、羞恥心がなくなる
◆ いくつかの作業を同時進行することが出来なくなる
◆ 人間関係で、周囲と摩擦を生じやすくなる(最近性格が変わった、考え方がおかしくなった、等の変化がある!)
◆ まっすぐに立てなかったり、歩く際にふらつくようになる
◆ 痙攣を伴う片マヒが起こるようになった
◆ 注意していても尿を漏らしてしまう

当事務所の対応

  1. 「高次脳機能障害」ではないか、とのご相談が寄せられたら、ご本人やご家族から詳しい症状をお伺いする必要があります。
  2. その上で、診断書や診療報酬明細書で、詳しい病名や治療経過をお調べします。
  3. 必要に応じて、担当医との面談にご同行するとともに、精密検査の必要性を進言することもございます。